Brand Introductionブランド案内
「七本鎗(しちほんやり)」は、滋賀県長浜市木之本町に蔵を構える冨田酒造が醸す日本酒です。木之本は琵琶湖の北、伊吹山系の伏流水に恵まれた地であり、古くから交通と商いの要衝として栄えてきました。冨田酒造は室町時代から続くと伝えられる歴史ある蔵で、長い年月をかけて地元に根ざした酒造りを続けています。
銘柄名の「七本鎗」は、羽柴秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳(しずがたけ)の戦いにおいて、めざましい武功を挙げた七人の若武者「賤ヶ岳の七本槍」に由来するとされています。この合戦の舞台が蔵のある木之本のほど近くであったことから、その勇壮な名を冠しています。歴史の記憶を今に伝える、土地への誇りが込められた銘柄です。
冨田酒造の酒造りは、地元・滋賀の風土を大切にする姿勢が特徴です。地元農家と協力して育てた米を用い、無理に磨きすぎず、米の持ち味を生かした食中酒を目指しています。派手さよりも、食卓に寄り添う滋味深い味わいを追求する蔵として、日本酒ファンからの評価を確立してきました。
近年は伝統を守りながらも新しい試みにも取り組み、力強くも滋味あふれる酒質で幅広い層に親しまれています。琵琶湖畔の豊かな自然と歴史が育んだ、滋賀を代表する銘柄のひとつです。
酒造:冨田酒造(滋賀県)

Primary Rice Used主な原料米
1.玉栄(たまさかえ)
- 滋賀県で広く栽培される酒米。しっかりとしたコクと旨みを生み出しやすく、七本鎗の骨格ある味わいを支える中心的な酒米です。
2.山田錦
- 酒米の王とも呼ばれる品種。上位商品に用いられ、きめ細やかで上品な味わいをもたらします。
3.滋賀渡船(しがわたりぶね)
- かつて栽培され一度は姿を消しながら復活した希少な在来種。深みのある独特の味わいが魅力です。
Featured Lineup代表的なラインナップ
1.七本鎗 純米 玉栄
- 地元産の玉栄を用いた定番の純米酒。米の旨みが豊かに広がり、燗にすると一層味わいが増す、食中酒の王道といえる一本です。
2.七本鎗 純米 渡船
- 復活した在来品種・滋賀渡船を使用した純米酒。ふくよかで深みのある味わいと、しっかりした余韻が楽しめます。
3.七本鎗 純米大吟醸
- 山田錦などを丁寧に磨いて醸した上位酒。華やかさと落ち着きを兼ね備え、特別な席にふさわしい仕上がりです。
Tasting Notes味わい
香りは穏やかで、派手さよりも米由来のふくよかな旨みが前面に出るのが持ち味です。口に含むとしっかりとしたコクと厚みが広がり、酸が全体を引き締めます。余韻には心地よい苦味と旨みが残り、飲むほどに滋味を感じさせる、食事とともに映える骨太な味わいです。
How to Enjoyおすすめの楽しみ方
純米酒は常温から人肌燗、ぬる燗にすると米の旨みがふくらみ、真価を発揮します。冷やしても楽しめますが、少し温度を上げることで奥行きが増します。純米大吟醸はやや冷やして。陶器のぐい呑みや平盃でゆっくりと味わうのがおすすめです。
Food Pairing相性の良い料理
旨みのしっかりした酒質は、味の濃い料理とよく合います。鴨のロース煮や鶏のすき焼き、鯖の味噌煮といった煮物、そして琵琶湖の郷土料理である鮒ずしや、湯葉・厚揚げなどの大豆料理とも好相性です。
