くどき上手(くどきじょうず)

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Brand Introductionブランド案内

山形県鶴岡市羽黒町にある亀の井酒造株式会社が製造する日本酒ブランドです。創業は明治8年(1875年)で、出羽三山の入口近くに位置する蔵元です。

亀の井酒造は、全量吟醸酒を製造しており、特に純米吟醸「くどき上手」が全体の7割を占めています。蔵内の平均精米歩合は50%で、高品質な酒造りに取り組んでいます。

「くどき上手」は、酸の少ない酵母を使用し、上品な味と香り、米の旨味をたっぷりと感じられる独特の味わいが特徴です。また、超辛口吟醸酒「くどき上手 ばくれん 吟醸酒 超辛口+20」など、多様なラインナップも揃えています。

酒造:亀の井酒造株式会社

Primary Rice Used主な原料米

1.山田錦

  • 日本酒造りにおいて最高峰とされる酒米。
  • 豊かな旨味と香りを引き出すのに最適。

2.美山錦

  • 山形県を中心に栽培される酒米。
  • 柔らかい味わいと軽やかな香りが特徴。

3.出羽燦々(でわさんさん)

  • 山形県が開発したオリジナルの酒造好適米。
  • 柔らかな口当たりとバランスの良い味わい。

これらの酒米を使用し、精米歩合を50%前後まで磨くことで、香り高く繊細な味わいを引き出しています。特に「出羽燦々」は地元山形ならではの原料米として「くどき上手」の特徴を際立たせています。

Line Up製品カテゴリ一覧

大吟醸 くどき上手

原材料:山田錦
精米歩合:35%
フルーツ系の吟醸香が香り、まろやかで上品な旨み。

純米大吟醸 くどき上手

原材料:山田錦
精米歩合:40%
酒米の王道「美山錦」40%精米。

純米吟醸 くどき上手

原材料:美山錦
精米歩合:50%
美山錦50%。酸の少ない純米吟醸酒。

Origin of the name名の由来

その日本酒が持つ魅力的な風味と、飲む人の心を「口説き落とす」ような味わいから来ています。

背景

  • 「口説く」 という言葉には、「相手を説得する」や「心を動かす」というニュアンスが含まれています。この日本酒も同じように、飲む人を惹きつけてやまない特徴を持っていることを象徴しています。
  • 名前には、酒の持つエレガントさや飲み手に与える深い印象を表現したいという意図が込められています。

また、「くどき上手」という言葉自体に遊び心があり、少しユーモラスで印象的なネーミングが消費者に愛される要因ともなっています。飲んだ人が「また飲みたい」と思わせる魅力を込めた、非常にユニークな名前です。

この酒に合わせる料理

味の設計から考える

くどき上手の味わいの手がかりは「まろやか」「やわらか」「上品」「軽やか」「香り高い」、そして「旨味」と「辛口」。一見すると矛盾した言葉が同居していますが、造りが吟醸・大吟醸を中心にしていることと、出羽燦々・美山錦というすっきり出る東北の米を軸にしていることを重ねると、絵が見えてきます。香りは高いが、味は膨らませない。甘く感じるのに、後口は辛く締まる。

この形の酒は、料理の温度に敏感です。冷たい前菜、生もの、蒸し物といった穏やかな温度の料理と並ぶと、香りが料理の上にきれいに乗ります。反対に、湯気の立つ熱い料理と合わせると、料理側の香りが強すぎて、この酒の一番の見せ場が消えてしまいます。

合わない相手を具体的に言うと、酢を強く効かせた酢の物やマリネ、唐辛子を使った辛い料理です。酸と辛みは香りの受け取りを鈍らせるので、香り高い酒ほど損をします。青魚の刺身も、脂と血合いの香りがこの酒の繊細な香りと喧嘩します。庄内の魚を合わせるなら、白身と貝を選んでください。

この酒に合わせたい料理

鶴岡は、山と海の両方を持つ土地です。その両方から選びます。

  • 豆腐と青菜の煮浸し(家庭)……だしを含んだ野菜のやわらかい甘みが、酒のまろやかさと同じ高さで並び、どちらも角が立ちません。
  • 白身魚の刺身(家庭)……醤油を控えて塩で食べると、身の甘みと酒の香りが一本の線でつながり、上品という言葉の意味が舌でわかります。
  • 茶碗蒸しや蒸し鶏(家庭)……蒸し料理は香りが穏やかなので、酒の香りを邪魔せず、後口の辛さが脂を片づけます。
  • だだちゃ豆(鶴岡の名産・店)……濃い甘みと独特の香りを持つ枝豆で、香り高い酒と並べても互いに消し合わず、夏の卓が一段華やぎます。
  • 岩牡蠣(庄内の夏の味・店)……大ぶりの牡蠣のクリーミーな甘みに、軽やかな酒が寄り添い、後口の辛さが磯の余韻だけを残します。
  • 民田なすの漬物(鶴岡の郷土の味・店)……小ぶりのなすの歯ざわりと塩気が箸休めになり、次の一杯の香りをまた新しく感じさせてくれます。
  • 寒鱈汁(庄内の冬の郷土料理・店)……熱い料理は苦手と書きましたが、鱈の白子と肝の濃厚さは例外で、酒を少し温度を上げて合わせると受け止められます。

香りを消さない料理を選ぶ。これがこの酒を扱う唯一のコツです。

順番としては、香りの立つうちに前半で使い切るのが正解です。時間が経って温度が上がった一杯を、後半の濃い料理に合わせても良さは出ません。二品だけ選ぶなら、だだちゃ豆と白身の刺身。青い香りと淡い甘みという、この酒がいちばん得意な二方向を、同じ卓で確かめられます。

飲食店の方へ

温度は8〜12℃。冷やしすぎると香りが閉じ、ぬるいと甘さだけが残ります。冷蔵庫から出したてより、少し置いてからのほうが良い顔をします。燗にするなら寒鱈汁のような濃い冬の料理に合わせてぬる燗(40℃前後)までで止めてください。

器はワイングラス、または口の締まった薄手のグラス。香りを立たせる器かどうかで、この酒の評価は変わります。徳利と厚手の盃で出すと、持ち味の半分が伝わりません。

コースでは乾杯の次、前菜から刺身にかけて。日本酒を飲み慣れないお客さまや、白ワインを好むお客さまへの一杯目として提案すると、そのまま二杯目につながります。品書きには「香りを楽しむ一本」と書き添えて、辛口を求める方には別の銘柄を勧める運用にしてください。

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。飲酒運転は絶対にやめましょう。

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呑み手のひとこと

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