Brand Introduction越乃寒梅とは|読み方・産地と味わいの特徴
越乃寒梅(こしのかんばい)は、新潟県新潟市江南区にある石本酒造株式会社が造る日本酒の銘柄です。蔵の創業は1907年で、新潟市の亀田郷(かめだごう)と呼ばれる土地で酒を造り続けています。蔵は、純粋できれいな味わいこそが越乃寒梅のアイデンティティだとしています。
このページでは、越乃寒梅の読み方と産地、味わいの傾向、代表的な商品の違い、飲み方と燗の温度、購入方法や蔵見学について、1ページで確認できるようにまとめました。情報は蔵の公式サイトと新潟県観光協会の観光情報をもとにしています。お酒は20歳になってから、ご自分のペースでお楽しみください。
「越乃寒梅」は「こしのかんばい」と読みます。ローマ字では KOSHI NO KANBAI と書きます。漢字4文字の銘柄名ですが、「越乃」は「こしの」、「寒梅」は「かんばい」と区切って読むと覚えやすいでしょう。
越乃寒梅は新潟県の日本酒で、造り手は新潟市江南区の石本酒造株式会社です。蔵によると、越乃寒梅のふるさとは「亀田郷」です。亀田郷は阿賀野川と信濃川、そしてその二つを結ぶ小阿賀野川に囲まれた地域です。
味わいについて、蔵は「純粋できれいな味わい」を越乃寒梅のアイデンティティとしています。新潟県観光協会の観光情報では、石本酒造の酒の特徴を「スッキリとして繊細、後味に米本来の旨みが感じられる」と紹介しています。口当たりはすっきりとしていながら、飲み込んだ後に米の旨みが残る、というのが越乃寒梅を知るうえでの手がかりになります。
越乃寒梅には新しいシンボルマークがあります。一輪の梅の花と、雪の結晶を表す「六花(りっか)」を掛け合わせた図柄で、瓶の王冠に刻まれています。銘柄名の「寒梅」と、雪国・新潟のイメージを一つにまとめたマークです。
蔵は、お客様に約束する価値の一つとして「飲み手に寄り添う」ことを掲げています。また、越乃寒梅は料理を引き立てつつ、料理によって旨さを最大限に引き出される酒だとして、食事と一緒に楽しむことを勧めています。単独で味わうだけでなく、食卓に置く酒として考えると越乃寒梅の持ち味がわかりやすくなります。
- 読み方:こしのかんばい(KOSHI NO KANBAI)
- 造り手:石本酒造株式会社
- 産地:新潟県新潟市江南区(亀田郷)
- 創業:1907年
- 蔵が掲げる味わい:純粋できれいな味わい
酒造:石本酒造株式会社(新潟県)

Brewery越乃寒梅の造り手・石本酒造
越乃寒梅を造る石本酒造株式会社は、新潟県新潟市江南区北山847-1に蔵を構えています。創業は1907年です。公式サイトに載る吟醸「澵(しん)」のラベルにも「EST 1907」と記されています。
石本酒造は「醸技秘在大胆而細心周到」という言葉を、常に自らを戒める言葉としています。意味は「醸造の秘技とは、大胆かつ細心、そして周到であること」です。思い切りのよさと細やかな気配り、その両方を酒造りに求める姿勢がこの言葉に表れています。
蔵は、お客様への約束として「飲み手に寄り添う」ことを掲げています。2023年には吟醸「澵(しん)」を新しい定番酒として送り出しました。ブラックボトルに越乃寒梅伝統の辛子色のラベルを合わせた一本で、伝統を受け継ぎながら新しい定番をつくろうとする蔵の取り組みがうかがえます。
Ingredients越乃寒梅の原料米と仕込み水
1.五百万石(新潟県産)
- 吟醸「澵」の原料米です。五百万石は新潟県を代表する酒造好適米(酒造りに向くよう育てられた米)で、地元・新潟の米が「澵」の味わいの土台になっています。
2.山田錦(兵庫県三木市志染町産)
- 吟醸「澵」で掛け米の一部に使われています。蔵は、山田錦を加えることで熟成による旨味をのせ、優しい味わいに仕上げているとしています。
3.米・米こうじ(国産)
- 純米吟醸「灑」の原材料です。醸造アルコールを加えない純米酒なので、原料は国産の米と米こうじだけです。
Featured Lineup越乃寒梅の代表的なラインナップ
1.越乃寒梅 吟醸 澵(しん)
- 2023年に誕生した新しい定番酒です。新潟県産五百万石と兵庫県三木市志染町産山田錦を使い、精米歩合55%、アルコール度数15度、日本酒度+6(管理目標値)に仕上げています。掛け米の一部の山田錦で熟成による旨味を加えた優しい味わいで、ブラックボトルに越乃寒梅伝統の辛子色のラベルを合わせています。
2.越乃寒梅 純米吟醸 灑(さい)
- 精米歩合55%、アルコール度数15度の純米吟醸です。麹を作り込み過ぎず、もろみを溶かし過ぎずに低温でじっくり醸した酸味の少ない酒を、さらに低温で熟成させています。穏やかな香りと確かな米の旨味をもつ、ライトで飽きの来ない純米吟醸を目指した一本で、容量は720mlと1.8Lです。

Tasting Notes越乃寒梅の味わい
越乃寒梅の味わいについて、蔵は「純粋できれいな味わい」をアイデンティティとしています。新潟県観光協会の観光情報では、石本酒造の酒を「スッキリとして繊細、後味に米本来の旨みが感じられる」と紹介しています。すっきりとした口当たりのあとに、米の旨みが静かに残るのが特徴です。純米吟醸「灑」は穏やかな香りで米の旨味が確かに感じられる、ライトで飽きの来ない味わいを目指したと蔵は説明しています。吟醸「澵」は日本酒度+6(管理目標値)と辛口寄りの数値ですが、山田錦による熟成の旨味を加え、優しい味わいに仕上げているとしています。
How to Enjoyおすすめの楽しみ方
吟醸「澵」はどの温度帯でも楽しめますが、蔵が特におすすめしているのは、冷やし過ぎない15〜16度と、ふくよかな味わいが引き立つ35〜45度の燗です。15〜16度は冷蔵庫から出して少し置いたくらいの温度で、冷やし過ぎないことで米の旨味を感じ取りやすくなります。燗をつけるときは、徳利やちろりを湯せんにかけ、温度計で確かめながら35〜45度の範囲で好みの温度を探してみてください。純米吟醸「灑」について、蔵は「暑い夏に燗で涼をとり、寒い冬に冷で暖をとる」という、季節に合わせた飲み方を勧めています。一般的なイメージとは逆に、夏に燗、冬に冷やで味わってみると、同じ酒の違う表情に出会えます。どちらの酒も、蔵は食事と一緒に楽しむことを勧めています。
Food Pairing相性の良い料理
蔵は、越乃寒梅を料理を引き立て、料理によって旨さを最大限に引き出される酒だとしており、「澵」は和洋中を問わずさまざまな料理に合うとしています。当サイトのおすすめとしては、15〜16度の「澵」に白身魚の刺身や鯛の塩焼きなど、素材の味を生かした料理を合わせると、すっきりとした酒質と後味の米の旨みが料理の味を邪魔しません。35〜45度の燗にした「澵」には、おでんや根菜の煮物、焼き魚など、だしや醤油の味がしみた料理がよく合います。洋食なら鶏肉のハーブ焼きや白身魚のムニエル、中華なら焼売や蒸し鶏のように、油や味付けが強過ぎない料理から試すと合わせやすいでしょう。ライトで飽きの来ない「灑」は、冷奴や枝豆、だし巻き玉子のような食卓の定番と一緒に、食事の最初から最後まで飲み進められます。夏に燗で楽しむなら夏野菜の焼きびたし、冬に冷やで楽しむなら湯気の立つ寄せ鍋と合わせると、季節の料理との温度の対比も味わえます。(料理の組み合わせは当サイトのおすすめです)
Craftsmanship越乃寒梅の造りのこだわり
純米吟醸「灑(さい)」では、麹(こうじ:蒸した米に麹菌を繁殖させたもの。米のでんぷんを糖に変える役目を持つ)を作り込み過ぎないようにしています。さらに、もろみ(酒のもとになる、米・麹・水・酵母が発酵中の状態)を溶かし過ぎず、低温でじっくり醸しています。こうして造った酸味の少ない酒を、さらに低温で熟成させるのが「灑」の造りです。
蔵によると、「灑」が目指したのは、穏やかな香りで米の旨味が確かに感じられる、ライトで飽きの来ない純米吟醸です。香りを強く立たせるより、食事と一緒に飲み続けられる軽やかさを大切にしていることがわかります。冒頭で触れた「純粋できれいな味わい」を、具体的な造りの工夫で形にした一本といえます。
吟醸「澵(しん)」では、新潟県産の五百万石(ごひゃくまんごく:新潟県を代表する酒造好適米)と、兵庫県三木市志染町(しじみちょう)産の山田錦(やまだにしき:酒米の代表的な品種)を使っています。山田錦は掛け米(かけまい:もろみに加える蒸米のうち、麹にしない分)の一部に使い、熟成による旨味を加えることで優しい味わいに仕上げています。地元新潟の米を軸に、別の産地の米を一部に組み合わせる設計です。
「灑」と「澵」はどちらも精米歩合55%です。精米歩合とは、玄米を磨いた後に残る米の割合のことで、55%なら外側を45%削っていることになります。米の外側に多いたんぱく質や脂質を削ることで、雑味の少ない、すっきりとした酒になりやすいとされています。
「澵」の日本酒度は+6(管理目標値)です。日本酒度は甘口・辛口の目安となる数値で、プラスが大きいほど糖分が少なく、辛口寄りに感じられる傾向があります。ただし、酸味や旨味、温度によって感じ方は変わるため、数値は一つの目安として見てください。
- 純米吟醸「灑」:精米歩合55%/アルコール度数15度/麹を作り込み過ぎず、もろみを溶かし過ぎずに低温で醸し、さらに低温熟成
- 吟醸「澵」:精米歩合55%/アルコール度数15度/日本酒度+6(管理目標値)/新潟県産五百万石と兵庫県三木市志染町産山田錦を使用

Information越乃寒梅(石本酒造)の基本情報・蔵見学
石本酒造の所在地は新潟県新潟市江南区北山847-1です。新潟県観光協会の観光情報によると、アクセスはJR信越本線「亀田駅」から車で5分で、駐車場はありません。訪れる予定がある場合は、交通手段を事前に確認しておくと安心です。
同じ観光情報によると、石本酒造は酒蔵見学を受け付けていません。営業時間は8時〜17時、定休日は土曜日・日曜日・祝祭日とされています。商品や販売に関する最新の情報は、公式サイトで確認してください。
- 名称:石本酒造株式会社
- 所在地:新潟県新潟市江南区北山847-1
- 公式サイト:https://koshinokanbai.co.jp/
- 酒蔵見学:受け付けていない
- 営業時間:8時〜17時
- 定休日:土曜日・日曜日・祝祭日
- 駐車場:なし
- アクセス:JR信越本線「亀田駅」から車で5分
公式サイト:https://koshinokanbai.co.jp/
FAQ越乃寒梅のよくある質問
越乃寒梅の読み方は?どこのお酒ですか?
「こしのかんばい」と読みます。新潟県新潟市江南区にある石本酒造株式会社が造る日本酒で、蔵の創業は1907年です。蔵によると、越乃寒梅のふるさとは阿賀野川・信濃川・小阿賀野川に囲まれた「亀田郷」です。
越乃寒梅は淡麗辛口ですか?
蔵は「純粋できれいな味わい」を越乃寒梅のアイデンティティとしており、新潟県観光協会の観光情報では「スッキリとして繊細、後味に米本来の旨みが感じられる」と紹介されています。数値の例として、吟醸「澵」の日本酒度は+6(管理目標値)で、辛口寄りの設計です。ただし蔵は「澵」を山田錦による熟成の旨味を加えた優しい味わいと説明しており、ただ辛いだけではない、すっきりとした中に米の旨みがある酒だといえます。
越乃寒梅の白ラベル・別撰・超特撰・金無垢などの違いは?
当サイトの取材で詳しい公式情報を確認できたのは、吟醸「澵」と純米吟醸「灑」の2点です。白ラベル・別撰・超特撰・金無垢など、各商品の位置づけや違いはこの記事では扱えていないため、公式サイト(https://koshinokanbai.co.jp/)で最新のラインアップを確認してください。比べるときは、ラベルの特定名称(純米吟醸・吟醸など)、精米歩合、日本酒度を見ると、それぞれの違いがつかみやすくなります。
越乃寒梅のおすすめの飲み方と燗の温度は?
吟醸「澵」はどの温度帯でも楽しめますが、蔵は冷やし過ぎない15〜16度か、ふくよかな味わいが引き立つ35〜45度の燗を特に勧めています。純米吟醸「灑」は「暑い夏に燗で涼をとり、寒い冬に冷で暖をとる」という、季節に合わせた飲み方が蔵のおすすめです。どちらも食事と一緒に楽しむことを蔵は勧めています。
越乃寒梅はどこで買えますか?公式通販はありますか?
当サイトの取材では、公式通販の有無や取扱店の情報は確認できていません。最新の販売情報は、石本酒造の公式サイト(https://koshinokanbai.co.jp/)で確認してください。なお、酒蔵での見学は受け付けていません。
石本酒造の蔵見学はできますか?
新潟県観光協会の観光情報によると、石本酒造は酒蔵見学を受け付けていません。営業時間は8時〜17時、定休日は土曜日・日曜日・祝祭日で、駐車場はありません。所在地は新潟県新潟市江南区北山847-1で、JR信越本線「亀田駅」から車で5分です。
この蔵と、この土地の日本酒
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