獺祭(DASSAI)

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Brand Introductionブランド案内

獺祭(だっさい)は、山口県にある旭酒造株式会社が製造している日本酒ブランド。
精米歩合の高い純米大吟醸酒を中心に、品質にこだわった日本酒を生産しており、国内外で高い評価を受けています。特に、フルーティーで繊細な味わいが特徴で、食中酒としても非常に人気があります。

酒造:旭酒造株式会社

Primary Rice Used主な原料米

獺祭では、山田錦を主に使用しています。山田錦は「酒米の王様」として広く知られており、最高級の酒米として評価されています。この品種は、粒が大きく、タンパク質含有量が低く、デンプン含有量が高いことが特徴で、これが高品質な日本酒を生み出すために理想的な条件となっています。タンパク質含有量が低いため、雑味が少なく、デンプンの多さは醸造過程でのコントロールを容易にし、洗練されたバランスの取れた酒を生み出すことができるのです。
さらに、山田錦は水を均一に吸収する柔らかな質感を持っており、滑らかで繊細な風味を持つ酒を作ることが可能です。これは、獺祭ブランドの特徴でもある優雅で上品な味わいに大きく寄与しています。
こうした厳選された山田錦の使用は、獺祭が品質の高さを追求し、伝統的な酒造りの技術を守りながらも、常に革新を続けていることを象徴しています。

Line Up製品カテゴリ一覧

Origin of the name名の由来

「獺祭」という名前は、古代中国の故事「獺(かわうそ)の祭り」に由来しています。この故事は、獺が魚を捕らえて並べる様子が、詩人や書家が多くの作品を並べることに例えられたものです。これに基づき、「獺祭」という名前は、文化的な創作や発展を意味し、酒造りにもその精神が込められています。旭酒造は、この理念を持って、常に品質向上と挑戦を続け、最高の日本酒を目指してきました。


酒造りは夢創り。拓こう日本酒新時代。

獺祭から思い起こされるのは、明治の日本文学に革命を起こしたといわれる正岡子規が自らを獺祭書屋主人と号した事です。「酒造りは夢創り、拓こう日本酒新時代」をキャッチフレーズに伝統とか手造りという言葉に安住することなく、変革と革新の中からより優れた酒を創り出そうとする弊社の酒名に「獺祭」と命名した由来はこんな思いからです。

この酒に合わせる料理

味の設計から考える

獺祭は、原料米が山田錦一種類、造りも純米大吟醸のみ。米を一つに絞り、造りを一つに絞ったという事実が、そのまま味の設計を語っています。選択肢を減らすということは、狙う味が一点に定まっているということだからです。味わいの手がかりも「やわらか」「フルーティー」「上品」の三つ。どれも角のない言葉が並びます。

山田錦を高い精米で磨いた酒は、雑味の少ない甘みと、果実に近い香りが出ます。ここで大事なのは、その甘みがとろりとした甘さではなく、水のように軽い甘さだという点です。だから料理の邪魔をしにくい。日本酒を飲み慣れない方が最初の一杯にしても抵抗が少ないのは、この軽さのおかげだと私は思っています。

合わない相手も、そのやわらかさゆえに生まれます。にんにくや山椒を効かせた料理、燻製、濃い味噌ダレの焼き物とは、正面から並べないほうがいい。料理の香りが強すぎて、酒の香りが行方不明になります。もう一つ、油の重い揚げ物を延々と続ける場面も向きません。この酒には油を切る力よりも、香りで場をつくる力があるからです。

この酒に合わせたい料理

山口は三方を海に囲まれた土地です。海のものを中心に選びます。

  • 白身魚の刺身(家庭)……醤油ではなく塩とすだちで食べると、身の甘みと酒の甘みが同じ高さで重なり、どちらが料理でどちらが酒か分からなくなる瞬間があります。
  • 生湯葉や豆腐(家庭)……大豆の淡い甘みは酒の香りに隠れず、やわらかい口当たり同士が同じ速度で消えていきます。
  • 蒸し鶏の塩だれ(家庭)……脂の少ない鶏肉に塩で味をつけた一皿は、酒の果実の香りが調味料の役目を果たしてくれます。
  • ふぐの刺身(山口の名物・店)……薄造りの淡い旨味は、香りの強い酒では完全に消えてしまうので、香りは高くても味の軽いこの酒がちょうどよい相棒になります。
  • 瓦そば(山口の郷土料理・店)……熱した瓦で焼いた茶そばと牛肉という組み合わせで、香ばしさが立つぶん、やわらかい酒が口の中を静かに戻します。
  • いかの刺身(山口の食材・店)……甘みと歯ざわりが身上のいかは、酒が主張しないほど甘みが伸び、噛むほどに味が出ます。
  • 夏みかんを使った菓子や酢の物ではない前菜(山口の果実・店)……柑橘の香りと酒の果実香が同系統で、食後まで持っていける組み合わせになります。

強い料理で驚かせるのではなく、淡い料理を美味しくする。それがこの酒の役目です。

この酒を出す順番は、卓のいちばん最初が向いています。香りの記憶は、後になるほど鈍るからです。にんにくや濃い味の料理が出たあとにこの一本を開けても、持ち味の半分は伝わりません。もし一杯だけ選ぶなら、白身の刺身と一緒に。塩とすだちだけで食べて、そこに一口だけ含む。それがこの酒のいちばん正しい飲み方だと私は思っています。

飲食店の方へ

温度は10〜12℃を基本に。冷やしすぎると香りが閉じ、この酒を選ぶ理由がなくなります。燗は勧めません。香りの設計が温度で崩れてしまうためです。

器はワイングラスが最も向きます。海外でも通用する銘柄として知られているぶん、グラスで出すこと自体が店の姿勢の説明になります。厚手の陶器に注ぐと、良さの半分が消えます。

コースなら乾杯、または最初の一皿。銘柄名を知っているお客さまが多い酒ですから、品書きの先頭に置いて日本酒コーナーへの入り口にし、そこから「同じ山田錦でも蔵が違うとこう変わります」と別の銘柄へつなぐ。知名度を売上に変えるなら、この置き方がいちばん効きます。

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。飲酒運転は絶対にやめましょう。

この蔵と、この土地の日本酒

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