天吹 (AMABUKI)

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Brand Introductionブランド案内

天吹(あまぶき)は、佐賀県にある天吹酒造株式会社が製造している日本酒ブランドです。この酒造は、花酵母を用いた独自の製法で知られており、香り豊かな日本酒を生産しています。天吹酒造の日本酒は、フルーティーで華やかな香りが特徴で、女性や日本酒初心者にも人気があります。

酒造:天吹酒造株式会社

Primary Rice Used主な原料米

天吹酒造では、山田錦雄町といった酒造好適米を主に使用しています。これらの米は、酒造りにおいて特に優れた品質を誇る品種として知られています。
山田錦は「酒米の王様」と称され、粒が大きく、心白(しんぱく:米粒の中心にある白い部分)が多いため、醸造時に均一でスムーズな発酵を促し、繊細で複雑な味わいを持つ日本酒を生み出します。

雄町は、山田錦よりも古い品種で、しっかりとした骨格と深みのある味わいを持つ酒を造るために使用されます。雄町を使用することで、日本酒に力強さと豊かな風味が加わり、特に熟成酒に適した特性を持っています。

天吹酒造が選ぶ原料米は、香り高い日本酒を造るために非常に重要であり、それぞれの米が持つ特性を最大限に活かすことで、豊かで芳醇な香りと味わいが特徴の天吹ブランドを支えています。

Line Up製品カテゴリ一覧

Origin of the name名の由来

「天吹」というブランド名は、古くから伝わる「天に吹く風」を意味しており、自然の力を感じさせる名前として選ばれました。また、天吹酒造は、佐賀平野の豊かな自然環境の中で、伝統的な技術と現代の創意工夫を融合させた酒造りを行っています。花酵母を使った日本酒は、この地域の豊かな自然を活かし、香り高い酒として評判です。

花酵母と天吹

お酒造りに欠かせない酵母。酵母はアルコールの発酵を促す重要な役割を担った微生物の総称ですが、通常は清酒もろみから分離された菌株から培養した清酒酵母を利用します。
しかし、天吹では花の中から分離された花酵母を使います。
花酵母は、フルーティでキレのあるアベリアや、上品な香りとしっかりとした味わいでお燗にぴったりのマリーゴールドなどそれぞれ味わいや香りにはっきりとした違いがあり、個性が豊かです。柔らかく華やかな香りのものから力強く味わい深いものまで多種多様な顔を持つ花酵母は、天吹を鮮やかに彩り飲む人の心を和ませてくれます。

天吹はこれらの自然の恵みを活かし、独自の製法で造る天吹は花酵母の華やかな薫りとお米本来の絶妙な旨味を麹のチカラで引き出し、お客様へ美味しさをお届けいたします。
永い歴史の中で蓄積された技を引き継いだ蔵人達が、自然界の力に魅せられて、真摯に美酒造りを追求しています。

この酒に合わせる料理

味の設計から考える

天吹で目を引くのは、造りに熟成酒が並んでいることです。味わいの手がかりにも「熟成」「芳醇」「しっかり」が入り、同時に「フルーティー」「華やか」「香り高い」「キレ」もある。原料米は山田錦・愛山・雄町。香りは高く、味は熟れていて、それでも後は切れるという、欲張りな設計です。

この構成は、合わせる料理の幅を大きく広げます。香りの高い若い酒は淡い料理に、熟成した酒は濃い料理に。同じ蔵の中で使い分けができるということですから、店側から見れば一蔵で二役をこなせる銘柄ということになります。

ただし、どちらのタイプでも避けたい相手があります。酢の効いた料理と、辛みで押す料理です。酸と辛みは香りの受け取りを鈍らせ、熟成の甘い余韻を分断します。もう一つ、砂糖を重ねた甘辛い煮付けも、酒の熟した甘みと二重になって重くなるだけです。甘みは料理か酒か、どちらかに寄せる。この判断が、天吹を扱うときの分かれ目になります。

この酒に合わせたい料理

香り高いタイプには淡い料理を、熟成タイプには濃い料理を。両方から選びます。

  • 白身魚の刺身と塩(家庭)……香りの高いタイプに合わせると、酒の果実香が薬味の代わりに働き、醤油をほとんど使わずに食べられます。
  • 鴨のロースト(家庭・店)……赤身の香りと脂に、熟成した酒の甘い余韻が重なり、日本酒で肉料理を受ける面白さがはっきり出ます。
  • チーズや干物(家庭)……熟成同士を合わせる王道の組み合わせで、塩気と旨味の凝縮に酒の厚みが釣り合います。
  • むつごろうの蒲焼(佐賀の郷土の味・店)……骨まで香ばしく焼いた濃い味の一品で、熟成タイプの太い味だからこそ受け止められます。
  • 茶碗蒸し(店)……香りの高いタイプを合わせると、だしの香りの上に果実の香りがもう一層乗ります。
  • 鶏の唐揚げ(店)……揚げ物には香りの高い若いタイプを。キレの部分が油を切り、香りが立ち上がります。
  • あんこう鍋や白子(冬の一皿・店)……濃厚な部位には熟成タイプで、酒の甘い余韻が濃さを丸めてくれます。

同じ銘柄で違う顔を持つ酒ですから、料理も二方向で考えてください。

どちらのタイプを開けるかで、卓の組み立ては変わります。香りの高いタイプなら前半に淡い料理を並べ、熟成タイプなら後半に濃い料理を寄せる。二本を用意できるなら、前半と後半で切り替えるのがいちばん贅沢な使い方です。一本しか選べないなら、その日の主菜が塩か味噌かで決めてください。塩なら香りのタイプ、味噌や醤油なら熟成タイプです。

飲食店の方へ

温度は、香りの高いタイプが10〜13℃、熟成タイプが15℃前後から、ぬる燗(40〜45℃)。熟成した酒は温めると甘い香りが立ち上がり、冬の卓で強い武器になります。冷やして出すか温めて出すかを、タイプごとに決めておいてください。

器は、香りのタイプにはワイングラス、熟成タイプには厚みのある陶器の盃。同じ蔵で器を変えて出すと、それだけで違いが伝わります。

コースなら、香りのタイプを前半、熟成タイプを後半に。二種を並べて出す飲み比べは、日本酒の説明が難しいお客さまにこそ効きます。「同じ蔵です」と言える一言が、説明の手間を半分にしてくれます。

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。飲酒運転は絶対にやめましょう。

この蔵と、この土地の日本酒

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